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4. 更なる勉強

1.オブジェクト指向の修得は重要

この講座を読んで内容を理解できた方なら、この時点で2Dならそこそこのゲームが作成できます。
背景も当たり判定の無い敵キャラクターと考えればいいのです。
ただし、それ以上のこと、たとえば3D画像を使うとか、Ogg Vorbisを利用してしてBGMを鳴らそうとかしていこうと思ったら、Delphiの場合、オブジェクト指向の習得が必須です。

というわけで、この講座を進めるにあたって、この時点でクラスの習得が不完全なら、勉強してください。
今までは、レコード型に毛の生えた程度の使い方しかしませんでしたが、それに加えて、継承、オーバーロード、オーバーライドといったことを習得して下さい。

オブジェクト指向は、一つの言語で修得してしまえば、他の言語におけるオブジェクト指向の運用に容易に応用できますので、プログラミングを続けていくつもりなら、何らかの言語でオブジェクト指向を修得しておくと大きな利益となります。
なかでも、C#やJAVAのオブジェクト指向はDelphiに近いです。

オブジェクト指向は、C言語のポインタと並んで、プログラミング初級者と中級者の間に大きな壁なのですが、実際修得にはかなりのプログラミング体験が必要です。
本を読んで文法を覚えただけでは実際にクラスを有効に運用できませんし、実際的な上手いクラスの運用法を習得するには、上手く書かれたコードを読めるようになる必要があります。
(手っ取り早く体得するには、オブジェクト指向を豊富に使用したC++等の他言語で書かれたプログラムをDelphiに移植したりすると、あっという間に体得することも出来ますが、その場合は当然他言語の知識も必要です。)
最初の内は、「クラス=小プログラム」だと割り切った方が理解は速いと思います。

2.オグジェクト指向修得の手段

インターネットで勉強するなら、やはりSeventh Delphiの旧 Delphi 入門がいいでしょう。
このコンテンツは、そこらの書籍を読むよりよっぽど役に立ちます。
クラスに関しても、かなりのコンテンツが用意され、大変有用です。

オブジェクト指向を学習するための書籍としては、Delphi オブジェクト指向プログラミングを推薦します。
一度絶版した後、復刊ドットコムの尽力で復刊した本ですが、ここのところは紀伊国屋などにも在庫がある模様です。
もともとDelphi1の為に作られた本ですが、Delphi7までならこの本で得られた知識がそのまま完全に通用します。
(ただし、.Net Framework用のDelphi8 for .NET Framework以降では一部記述が古くなってしまった部分があります。)

また、やや蛇足になりますが、先ほども書いたとおり、他言語で書かれたオブジェクト指向をうまくつかって書かれたソースコードを移植することは、オブジェクト指向の修得の近道です。
その為のソースコードとして、山崎敏さんという方が書かれた「LHAとZIP」という本に同梱されているLHAのエンコーダ・デコーダのソースコードを挙げておきます。
C++ならびにJAVAの両方で書かれており、このコードをDelphiに移植すると継承・カプセル化・多様性をこんなものだと実感できるようになれると思います。
(結構面倒ですが。)
C++版のソースコードにおいてもほぼポインタを使用していないので少しC++の知識があれば十分読めますし、いざとなったらJAVAのコードとも見比べることができて致命的に分かりづらいところがありません。


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